Garasuto no Naka
Novel
硝子戸の中
2015/10/24
Character count63,657
Word count31,943
Unique words5,687
Words (1-occurrence)3,174
Unique kanji1,887
Kanji (1-occurrence)417
Average sentence length28.9
Difficulty beta
Expert
Dialogue13.2%
Duration
5 h

「硝子戸の中から外を見渡すと、霜除けをした芭蕉だの、赤い実の結(な)った梅もどきの枝だの、無遠慮に直立した電信柱だのがすぐ眼につくが、その他にこれといって数え立てるほどのものはほとんど視線に入ってこない。」胃の大病を患って外出もままならない漱石が、書斎の中で静かに人生と哲学を語った漱石最後の随筆集。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。

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